紅はまだ身の程知らず
これが最初の静寂だろう
つぐんでもこぼれていくのは
借り物の朝を並べてる
砕いた鎖をもういちど

わたしだけが不釣り合い
いつかダイヤにかわるのならば
がらくただらけの頭になった
昨日はたぶん宝石だったもの
とっておきのナンバーは一夜だけ
無慈悲なお言葉はいかが
割れ物注意の皮肉で笑って
浮いたかかとじゃ飛べもしない
色なんてとっくに失って来た
あの日の瞳は饒舌でした

もう少しだけはあと何回
瞬きだけがまだ嘘をつく
どうして輝いてくれないのだろう
昔にみた青の果て
きっとここからが本当の後悔
あの日欲しがったかんむりは、玉座を砕く贄になる